小さな女の子のサラは、小さな小さな子猫を飼っていました。子猫の名前はリトルサラでした。つまり、ちびのサラという意味でした。サラは、ずっと、猫を飼ったら自分の名前をつけようと思っていたからです。サラは猫のことが大好きでした。リトルサラといるときは、自分が大きくなったような気がするからでした。サラは、いつもいつも、リトルサラを抱いていました。リトルサラは、サラにとってかけがえのない友達でした。
嵐の晩のことでした。リトルサラが家にもどってこないのです。サラは嵐の中リトルサラを一生けんめいに探しました。すると、木の根っこの間にリトルサラがいたのです。リトルサラは、泥だらけで、ぐちょぐちょになってふるえていました。サラは急いで家に持って帰り、リトルサラをあたためました。
サラはリトルサラを抱きながら眠っていました。サラは目を覚ましました。腕の中のリトルサラはぐったりしてつめたくなっていました。サラは泣きました。いままで、こんなに泣いたことないほど泣きました。サラは、はじめて悲しみを経験しました。サラは、リトルサラを木の下の小さなお墓にうめました。
墓石には「私のかわいいリトルサラ。思い出をありがとう。」と書かれていました。