あるところにトッドという名前の男の子がいました。トッドはサンタさんに会いたくてたまりません。トッドのお兄さんたちは「サンタなんていなんだよ」といいます。けれどもトッドはそれがウソだって知っています。お父さんもお母さんも「サンタはいる」って言うのですから。 クリスマスイブ、トッドはサンタさんにお手紙を書きました。 サンタさんへ トッド トッドはまだ6才なので、漢字が書けません。けれどもテッドは気にしません。サンタさんだって気にしやしないでしょう。 とうとうお父さんがトッドに「さあ、もうベッドに入って、ねむりなさい」といいました。トッドはお父さんに「おねがいだから、ソファでねさせて!」といいました。お父さんが「いいよ」といったので、トッドは とつぜん、何か物音がしました。トッドは目をさましました。サンタさんが トッドは目をこすりながら「サンタさん?」とたずねました。サンタさんはトッドの方をふりむきました。 「トッド!ねているとばかり思っていたのに!」 「サンタさん?本物のサンタのおじいさん?」とトッドは聞きました。 「もちろんだよ。どうしてだい」とサンタさんがいいました。 「マークとリックはサンタさんはいないって言うんだ」 「サンタを信じない人もいるんだよ。そういう人にはサンタが見えないのさ」 「だけど本当はサンタさんを見ることはできないんでしょう?」とトッドはいいました。 「そうだよ。さあ、もうねむりなさい。おとなりのビリーのお家に行かなくてはならないからね」と、サンタさんが言いました。トッドはうなずきながら、もうひとつ質問をしました。 「サンタさん、クッキーとケーキ、どっちが好き?」 「そうさな、ケーキかな。みんな、クッキーを用意してくれるので、ケーキは特別な味がするよ」とサンタさんは答えました。 「それなら毎年、ケーキを用意するよ!」とトッドはいいました。サンタのおじいさんはうなずくと、ふくろを持って、えんとつを上がっていきました。 次の日の朝、トッドは起きて、 みんなは起きてきて、プレゼントを開けました。外には雪が降っています!トッドは だれもトッドの言うことを信じません。けれどもトッドは気にしません。サンタのおじいさんが言う通り。見えない人には信じられないんですから、仕方がないね。 |