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できるだけ速く、 の小さな足が の体をささえきるまで、走りつづけます。 は前を転がる黒と白の物体に集中しています。今、チャンスをむかえているのです。ゆめがかなうときがきたのです。
は をうばいました。後ろをふりむくと、黄色のジャージーとオレンジのショーツの軍団が見えます。わたしのチーム、ナショナル・ダウンアンダー・ です。まるでミツバチみたい。みんな に向っています。
は今度は相手に顔を向けました。何人かはすごい勢いで走ってきます。 をうばいたいのでしょうが、これは のです!
は走っていくと、4年間の練習の力をこめて、 をキックしました。 は を転がっていきます。 はまた を追いかけます。みんなは を追いかけてきます。けれどももうすぐ
です。 キーパーのあせった顔で、
は「これはいける!」と思いました。 のサイドでは、みんなが「キック!キック!ボールをキックしろ!」と、さけんでいます。
はこれまでにないほど力強く、つま先で をけりました。 はネットにはねかえり、 キーパーの手をすりぬけました。
はもう、むちゅうになりました!初めて、本当の をきめたのです!
はチームメートの方へ走っていきました。何人かはよろこんで、 をむかえてくれました。けれどもほとんどはうでを組んだまま、しかめっ面をしています。自分たちが をきめたかったのに、 が得点したからです。 はおうえん席にいるパパとママを見ました。2人は他の人といっしょにゲラゲラわらっています。
なんて気分がいいんでしょう!わたしは相手チームのために、初めての をきめたのでした!
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