ジョアンナ・フオンの "ラッキーの町での冒険"

このお話では, は "お花", は "せんたく物",
は "ラッキー", は "バスケットボール ", は "グッドアイデア"

はとてもウキウキしていました。今日はの3回目のお誕生日。これ以上、楽しいことってあるかしら?その上、お母さんが、町まで行くのを許してくれたのです。

は森の小道を歩いていきました。道にはきれいなが咲いています。はますますよい気分になりました。その日の朝はくもり空です。ふと、の頭にがうかびました。今日はたくさん学ぶことでしょう。

はとうとう、コーキンにつきました。コーキンは、の住む森のとなりにある小さな町です。は町の中を歩き回り、ある家のお庭に入っていきました。お庭にはにうもれた小さな小屋が建っていました。まわりでは、ちょうちょがヒラヒラ飛んで、鳥が楽しい歌を歌っています。

そして、おばあさんが を干していました。お日様がピカピカ光って、とてもよいお天気なのに、おばあさんは悲しそうです。 はふしぎに思いました。そこでおばあさんのところへ行くと、「なぜそんなに悲しそうなの?」と、たずねました。

おばあさんははじめ、を見てびっくりしましたが、すぐにのことが好きになりました。おばあさんの名前は、「オズワードさん」と、いいました。おばあさんはに向かって、話し始めました。おばあさんには、リチャードという名前の息子がいました。リチャードは子どもの時、とても賢い子でした。若者になって、リチャードはある友人グループに入りました。そのうち、学校へ行くのをいやがるようになり、おばあさんの言うことを聞かなくなりました。おばあさんにはたくさんの仕事があるのに、手伝おうともしません。そんな訳で、おばあさんはこんな天気のよい日でも、気持ちが暗くなるのでした。

を見上げました。そして小屋の回りを見回しました。たしかに、このおばあさんはかわいそうです。ひどい息子を持って、息子は何の手伝いもしないのですから。はおばあさんの手伝いをしようと思いました。けれどもおばあさんを助けるが浮かびません。

は、おばあさんにさようならを言うと、歩いて、学校まで行きました。は学校のことを知っています。お母さんが前に教えてくれたことがあるのです。は学校の中へ入っていきました。子どもたちはを見つけると、近くによってきました。はかわいくて、とてもフレンドリーな動物ですから、子どもたちは全然こわがりません。

子どもたちは、の回りでダンスをおどりました。はすっかり子どもたちのお気に入りです。もうれしくてたまりません。ところが、ジョーンズ校長先生がやってきて、と子どもたちを見つけました。校長先生が大声を出すと、子どもたちはあっと言う間に、ちりぢりばらばらになって、お教室へ入っていきました。は悲しくなりました。学校では歓迎されていないのです。

は学校を出ました。そしては、「なぜこの町の人たちはこんなにひどいのだろう」と、思いました。最初にリチャード、そしてジョーンズ校長先生。は歩き続けて、コートまでやってきました。そこには背の高い、浅黒い肌をした、金髪の男の子が立っていました。他の男の子たちはその子のことを、リチャードと呼んでいます。が浮かびました!あの子は、おばあさんの息子にちがいありません。は男の子のところへ勇ましく歩いていくと、話しかけました。

「ヘイ!リチャード!君のお母さんは歩き疲れて、君はで遊んでる。お母さんがかわいそうだと思わないの?」

「おまえはだれ?なんでぼくの家のことに口を出すんだ?あっちに行けよ。ぼくのじゃまをするな!」


コートを去りました。そして考えました。「ぼくには、ぼくのことを愛してくれるお母さんと家族がいる。なんてラッキーなんだ。この町では、子どもたち以外、みんなひどい。子どもたちはあんなにかわいいのに。大人になると、どうして変わってしまうんだろう?」

お空が暗くなってきました。そろそろお家へ帰る時間です。 はお家へ帰ると、今日、あったことをみんな、家族に話しました。 のこと、ちょうちょのこと、おばあさんのこと、 のこと、校長先生のこと、子どもたちのこと、のこと、リチャードのこと、町で見た、たくさんの建物のこと。

この冒険で、 はとても大切なことを学びました。リチャードのようになってはいけません。お母さんの言うことをよく聞いて、そしてできるだけたくさん、お家のお手伝いをしましょう。



おしまい


お話: Joanna Huong , age 14, Malaysia

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