ジョニーはバスルームのかがみで、自分のあごをじっと観察していました。ひげがはえているか、チェックしていたのです。けれども12才では、まだ1本も生えていません。ジョニーは部屋にもどると、黒のTシャツとトレーナーに着がえました。そして「出かけるよ!」と両親に向かってさけぶと、けいたい電話をポケットにつっこみました。けいたい電話はピカピカと光って、メッセージが入っていることをつげています。けれどもジョニーは「うるさいな」と、つぶやいて、そのままにしておきました。 数時間して、ジョニーはアクビをしながら映画館を出ました。もう1時です。ポケットの中の電話はくるったように鳴っていましたが、ジョニーはそれに答えずに、家に向かって歩き始めました。ハイストリートに出て、ジョニーはおどろきました。いつもならギャングたちが数人いて、お店はしまっているはずなのに、今夜は白くてやわらかい光がまどから広がっています。だれかが、「オオオオオオイイイイイイ」というような音を発しています。ジョニーはこわくなって、来た道をもどろうとしましたが、白い光が店からジョニーを追いかけてきました。とつぜん、目の前で光がはじけました。ジョニーは地面に体をふせて、ガラスのはへんをよけました。上を見上げると、少女が目の前に立っています。 「ジョニー」と、少女はやわらかな声でいいました。「わたしはキム。あなたが必要なの。わたしは2年前に死んでいます。この世にもどるためには、あなたのたましいがいるのです」ジョニーはさけび声を上げました。ジョニーはにげようとしましたが、キムが目の前に立ちはだかりました。ジョニーはキムに向かって体当りをしました。すると体が重くなり、動きがおそくなりました。早く走ろうとしましたが、何もできません。 3日後、けいさつが行方不明になった少年を探していました。ハイストリートでは少年の持ち物が見つかりました。洋服、それからけいたい電話。電話はまだリンリンと鳴りひびいています。 |
ハ "Johnny", she said softly, "I am Kim. I need
you. I died two years ago I need a living soul to bring me back". Three days later, the police where investigating a missing boy. All that was found on the highstreet, where an anonymous tipster had last seen the boy, where a pile of clothes, a pool of blood draining through the sewer, and a phone, ringing like mad. |