絵:タマール グリーン お話:ローレン マリー ソマーヴィル
"アフリカのぼうけん" by Lauren Marie Sommerville
ある日のこと、アシュリーとローレンという二人の女の子がアフリカにむかうジープにのっていました。アフリカについたときちょうど、ふたりはひつじがチータに食べられてしまうところを見てしまいました。「うぇ〜、きもちわるい。」とアシュレー。すぐにふたりはセレンゲティをたんけんしはじめました。するととつぜん、ライオンがふたりのうしろにしのびよってきました。ローレンはライオンがふたりにとびかかろうするときに後ろをふりかえりました。「はしってぇ〜」とローレン。アシュレーは力のかぎり走りました。でもライオンはあきらめません。そのライオンは電池がはいっているかのように、ずっと後をおいかけてきます。アシュレーは木のうえにいるサルをゆびさして、いいました。「木にのぼりましょう。そうすればライオンはわたしたちをつかまえることはできないわ。」そこでふたりの女の子は木にむかっていそぎました。

ライオンはふたりのすぐそばまでせまっていました。アシュレーはだんだんおくれてきてしまっています。「いそいで!」とローレン。ローレンは木にピョンととびのりました。「いそいで、わたしが木の上にひっぱり上げてあげるから。」とローレンがさけびました。そこでローレンはアシュレーを木の上にひっぱり上げて、ふたりは木のみきをつたって、いちばんふといみきのほうへつたっていきました。

すぐにあたりはくら〜くなってきました。ライオンは木のまわりをいったりきたりして、ふたりがおりてくるのをまっているかのようでした。それから間もなく、ライオンはいねむりをはじめてしまいました。「もうだいじょうぶかしら?」とアシュレーがひそひそごえでききました。ライオンはグーグーといびきをかいています。「だいじょうぶそうね。」とローレンもひそひそごえでこたえました。ふたりが今いる木のみきとはちがって、はんたいがわをつたっておりていきました。そしてふたりが木からおりていくと、いっぴきのサルが「キィー、キィー、キィー!」となきはじめました。「だめ、だめ! 」とアシュレー。「さあたいへん、わたしたちもうぜったいにげられないわ。」

ライオンは目をさましはじめました。アシュレーはそのばしょに立ちすくんでしまいました。「はやく!」とローレン。「まだまだライオンをやりすごすことはできるわ。あのせの高い草のあたりをしらべてみましょうよ。もしそこまで走りこめたら、草の中にかくれることができるわ。」アシュレーはほんのいっしゅんとまどいました。ついに「いいわ。」とアシュレーはいいました。「でももしなにかあったら、わたしでんわでべんごしをたのむから!」ふたりはサッとせの高い草のなかへ走りこみました。ライオンはおきあがって、ふたりのほうへ走りだしました。「もっとはやく走って!」とアシュレーがさけびます。ふたりはあっというまに草むらのなかにいました。ライオンはクンクンとあたりのにおいをかぎまわっています。ふたりのあいだにライオンの足がにゅ〜っとでてきました。ふたりはいきをすることも、動くこともできませんでした。

そのときです、いっぴきのひつじがとおりかかりました。ライオンはこんどはひつじをおいかけはじめました。そしてふたりの女の子にはにげるチャンスができました。すぐにふたりはジープのところまでもどりました。「エンジンをかけて! エンジンをかけて!」とアシュレーがさけびました。エンジンはすぐにかかって、女の子はげんじつのせかいにもどりはじめました。

   

The End


絵: Tamar Green, 9才


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